無痛/久坂部羊

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無痛』を読みました。久坂部羊作品はお初です。
読了後に知りましたが著者はお医者さんなんですね、本作を読むと納得できます。


2015年にフジテレビで放送されていたドラマを毎週観てましたが、連続ドラマ特有の間延びした展開に飽きてしまい、イマイチだった印象がある。

原作は面白そうだなと気になっていたので購入。
しかしいざ読んでみると長い割にはあまり面白くなかった、前半はよかったのに終盤に向けてつまらなくなっていき、最後は中途半端に終わり、そして続編(第五番 無痛Ⅱ)へ・・・気が向いたら読もう。

ドラマと比較すると設定は結構違ってましたね。
もちろん原作の方がよかったけど、無駄に長いだけで特に捻りもなくそのまま終わった感じで残念。
見るだけで病気や犯罪者がわかる設定はよかったので、もっとミステリー風にしてほしかった。


著者が医者だけあって解剖シーンはグロい。
解剖シーンを描きたいが為に本作を執筆したのかなと思うほど、残酷で力が入った場面でした。
本作はミステリーではなく、ちょいスプラッター小説で変態性癖小説でもあるので苦手な方はご注意を。

佐田のクズさや変態ストーカーを演出する文章力はお見事でしたが、必要以上に書いてあるのでくどかったですね。



残忍なシーンだけではなく、刑法第三十九条の危うさや脆さをテーマにしているので、医療と変態と社会派が同居している物語でした。



本作みたいに治る病気なのか、治らない病気なのかを判断できる、医者がいて欲しい。
治らないなら無駄な入院や治療はやめて残りの余生を過ごしたい。
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