七回死んだ男/西澤 保彦

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七回死んだ男を読みました。
初めての西澤保彦作品でしたが、とても面白かったです。

同じ日を9回繰り返す体質と殺人事件をミックスさせた物語で、特殊な設定を加えたミステリーはとても楽しめた。
折れた竜骨」も面白かったので、特殊ミステリーは自分に合っているかも。

核となる「反復落し穴」に細かいルール設定をしているところがいいですね、そのルールのおかげで、あまり複雑にならず整理しながら読んでいけるのでわかりやすかった。
終盤は驚きも用意されているので、最後まで楽しめます。

人は死ぬけど重たい話ではなく、コミカルな軽いノリで進むので読んでて笑える。
容疑者となる家族もネチネチしてていいし、各キャラの性格もクセがあっていい。
特に主人公の覇気がない性格は、面白さの引き立て役になっていると思う。

難しい熟語や言い回しが多い文章なので多少読みづらさはありますが、それを差し引いてもとても面白い。
当たりを読んだなーと思える作品でした。


「あとがき」にも書かれていますが、同じ日を何度も反復する発想は誰が初めに思いついたのか気になる。
本作を読んでて真っ先に連想したのは、ジョジョ第4部の『バイツァ・ダスト』ですね。
ジョジョファンなら本作の主人公と孤独に闘う川尻早人の姿が重なるかもしれませんよ(笑)
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