葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午

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歌野晶午作品は今回で2作目。
ブログや掲示板でよく紹介されている本作なので、期待値を上げて読んでみました。

繋がりのない話がいくつも展開される構成は謎めいていて好きです。
最後はどうやって繋がり、どのように完結するのかが気になり、そして読了。

感想は、そことそこを騙すのかーと感心してしまった。
二度、三度読みたくはないけど、読了後は気になる箇所をパラパラーと読み返し、なるほどねー少し無理があるけど巧いつくりでした。


またP270に書かれているような、主人公のクセのある性格も共感できて笑えた。

容姿で負けているのが悔しく、つい横暴な口を利いた。



ページ数が多く、くだらない文も多いけど、親しみを感じる読みやすい文章でした。



マイナスな点は少し長かった事ですかね。
もう少しコンパクトに纏めてほしかった。
あと夜中の事務所への侵入方法も都合が良すぎるかな。



本作は騙し方や騙すところに注目されそうですが、主人公が終盤に吐く台詞の方が読者へのメッセージが集約されていて、とても印象深かった。
色々悪事を行う物語なのでいい気分にはなれませんが、良い部分だけを読めば前向きになれる作品だと思う。

メンタルは弱いけど、気持ちはいつまでも満開でいられるように精進しよ。





【ブックオフあるある】
本作はアキバのブックオフで購入したのですが、最初は作家の氏名順に並べてあるメインの棚から取り出し値段は400円ぐらいでした。
その後に100円コーナーの棚を見たら、ここにも数冊置いてあるじゃないですか!
急いで100円の方と取り替えました。
ふぅ~危なかった。
300円損しそうになった余談でした。
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