夏と花火と私の死体/乙一

乙一作品は『The Book』に続いて2作目。
The Bookはジョジョの第四部が舞台なので、ジョジョファンなら読んで損なし。



本作の感想はダークな内容で面白かった。
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最初に感じたのは「ダークな世界観」、「夏」、「兄妹の冒険」など共通してる部分もあったせいか、道尾秀介の『向日葵の咲かない夏』を思い出した。
内容は全然違うけど、雰囲気もなんか似てるかな。


ストーリーはあらすじのまんまです(爆
ほぼ全容が書かれているあらすじは珍しいかも。

見つかりそうでみつからない、バレそうでばれないの繰り返しで話は進み、兄の狡猾さと妹の怯える心理が巧く描かれていてハラハラドキドキさせてくれる。
なかでも田んぼのシーンが印象的、水を加える事でのどかな状況から一変して兄妹を絶望に追い込む展開は1番ハラハラした。


そして1番のウリはあの語りなんでしょうね、不気味さがより際立って斬新過ぎる。


ページ数が少なく読みやすいし、最後のオチ(伏線の回収)で寒さ倍増になり、怖面白い本作でした。





巻末に収録されている『優子』もよかった。
結局どちらが正常なのか、後は読者で想像してねって感じの短編でした。
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