改訂完全版 占星術殺人事件/島田 荘司

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本格推理小説として本作の名をネットでよく見かけるし、ストーリーも猟奇的な感じがして濃厚な推理ものを期待できそうと思い買ってみた。


期待通りの内容だけどボリュームあり過ぎ!
全体を通して、ぎっしり詰まった長文がずっと続くのでとても疲れました。


読んだ人全員、1番苦戦したのが最初の手記の部分ではないでしょうか。
占星術の難しいうんちくが永遠と続くのでとにかく読みづらい。
もっと読者がスッと入っていけるようなプロローグにして欲しかった。


苦行だった手記の部分を読み終えても、まだ苦行は続く。
せっかく主人公が登場しても永遠と事件の概要を説明する下りが続き、物語に動きがないのでここもまた辛かった。


永遠と続く長文に心は折れ、思考は停止状態になり考えるをやめましたよ。
途中からは早くトリックを知りたい、早く犯人を知りたいの一心で長文に耐えながら読み進める事にした。


ここまで散々長文について愚痴ってますが、終盤のトリックに気付く描写や真相をお披露目する辺りは前半とは違いグイグイ引き込まれ、長文に耐えた苦労が報われたような気がする。



この先はネタバレを書くので先にまとめを。
長文が続き疲れますが、図や家系図を使いわかりやすく説明されており、これぞ本格推理小説って感じの作品です。
ぜひ予備知識を入れずに読む事をお薦めします。


この先はネタバレになるので下の方に書きます。





































有名な作品だけにトリックには超期待してましたが、ネタが判った瞬間は、、、え これって・・・
金田一少年の事件簿と同じやん とツッコミをいれてました。
少し違う部分はあるけど、根元の部分はもろ同じですね。


ただ先に発表してるのは、「占星術殺人事件」の方が先なので「金田一少年の事件簿」の方がパクッた参考にした形でしょうか。


これは問題あるだろーと思い、検索すると色々出てきて遥か昔から既に揉めてました(爆
この流用問題は結構有名らしいですね。


上記にリンクした、金田一少年の事件簿のwikipediaを見ても、トリックについて問題になった事が書かれてます。
そりゃー著者は怒るでしょ。


「異人館村殺人事件」を読んだ時はトリックに驚いたし、原案の人は頭いいなーと感心してましたが、まさか元ネタが本作だったとは今まで知りませんでした。
予備知識がない状態で読んでホント良かった(笑)
トリックの部分を事前にわかっていたら、恐らく読んでないかな。


色々なトリックを思いつく、作家さん達の想像力って改めてすごいなと思った。
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