東京島/桐野夏生

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以前から気になっており、読んでみたいと思っていた。

Wikipediaによりますと

1945年から1950年にかけて、マリアナ諸島のアナタハン島で起きたアナタハンの女王事件をモデルに創作された作品。


実際に起こった事件がモデルになっていて驚きました。


感想は良作ではないけど、清子の腹黒さに共感できて楽しめた。


まず清子の設定がいいなと思いました。
ピチピチな女性ではなく、46歳太めの女性がモテモテになる展開が面白い要素の一つだし、生き残る為に色々と腹黒い計算をする清子の心理描写が笑えた。

追い詰められると自分だけは助かりたいと考えてしまうのが、人間の本質なんですかね。



裏表紙のあらずじを読んだ時は、殺意と性欲がむき出しになる凄惨な内容なのかなと思ってましたが、案外秩序が保たれた世界で残酷なシーンは無く、予想してた内容とは違い結構ほのぼのしてました。


徐々に壊れていく島民の様子もよかった、特に二重人格のマンタさんのやりとりは笑えましたね。

終わり方もギャグなような終わり方だったので、またそこもうけました。


不満な点は登場人物があだ名と本名の交互で書かれているのでキャラを把握するのにわかりづらい、また文章が長いので読んでて疲れる部分があった。
薦めるほどの良作ではないけど、中古で安く買えばそこそこ楽しめる作品だと思う。





2010年に木村多江主演で映画化されてますが、これはイメージに合ってないでしょー。
まぁー映画だから綺麗な人を配役するのは仕方がない事ですかね。
清子役の適任は誰になるでしょう。

因みに私は清子に杉田かおる氏のイメージを重ねて読んでおりました。
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