折れた竜骨(上・下)/米澤穂信

折れた竜骨を読みました。米澤穂信作品はお初です。本作に関する東京創元社のサイトはこちら。(あらすじも載ってます)中世のイングランドが舞台となっており、剣と魔法の世界に殺人と推理を緻密にミックスさせた物語で面白かったです。大きな特徴となっているのが魔法の存在であり、その魔法の効果によって特殊なルールが加わり、一般的な推理小説とは一味違ったミステリーに仕上がっているところが新鮮であり、今まで読んだ事がな...

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ユージニア/恩田 陸

「ユージニア」を読了しました。初の恩田 陸作品でしたが、よくわからない内容で謎や結末に関しては、読者の方で勝手に想像してねーって感じの本作。事件の関係者を各章ごとに登場させ、インタビュー方式で当時を振り返りながら少しずつ事件の真相が見えてくる構成は、とてもよかったけど、結末がモヤモヤ過ぎて好きになれなかった。著者も白か黒かではなくグレーな内容にしたかったらしいので、全ての謎を回収しつつ、犯人わかっ...

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イニシエーション・ラブ/乾くるみ

少し前に「葉桜の季節に君を想うということ」という作品を読みました。読了後に見たレビューサイトで「イニシエーション・ラブに似てる」といった感想を多く見かけたので、読んでみたいと思い購入。ラスト2行に辿り着くまでは少し苦痛でしたが、普通に騙されて面白かった。1つ目の騙しはすぐに気付きましたが、これだけではないだろうと思い、ネタバレサイトを見ると2つ目があったんですね。2つ目は全く気付けなかった(笑)ネタバレ...

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クリーピー/前川 裕

「隣人の怖さ」をテーマにしてるけど、全然面白くなかったです。まず主人公がバカ過ぎるためツッコミどころが多く、話の流れに無理がある。近くで見ても相手の顔がわからないって・・・変装の名人って設定にしておけばよかったのに。そして洗脳や支配、「なりすまし」ができた具体的な手段や過程には触れず、「悪の天才だからできた」って都合のよい展開にもいい加減さを感じたし、ただの人殺しってだけで中身がなかったような。最...

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最悪/奥田 英朗

長い物語ですが、とても面白く飽きずに夢中になって読めました。なかなかのページ数があり、読み始めるのに少し躊躇しましたが、読みやすいので長さは全く気にならなかったです。序盤は主要キャラの仕事や家庭環境などを丁寧に描き、読者との距離を縮めてきます。そして徐々にゆっくりと平凡だった日常が・・・先が気になって仕方ありませんでした。特に川谷のエピソードはよかったですね。じわりじわりと追い込まれていく様が痛々...

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クラインの壺/岡嶋 二人

クラインの壺とは。あらすじにも書かれていますが、ゲームを介して現実と仮想世界が交差する物語。結末も予想しやすかったし、これといった意外性も特になかったので面白さは感じませんでした。ただ本作は1989年に出版されており、25年以上前の作品って事に驚いた。携帯電話ではなく、留守番電話の使用が時代を感じます(笑)今読むとよくありそうな話じゃんで終るけど、出版当時は斬新な内容だったのかもしれない。K2があったら、あ...

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葉桜の季節に君を想うということ/歌野晶午

歌野晶午作品は今回で2作目。ブログや掲示板でよく紹介されている本作なので、期待値を上げて読んでみました。繋がりのない話がいくつも展開される構成は謎めいていて好きです。最後はどうやって繋がり、どのように完結するのかが気になり、そして読了。感想は、そことそこを騙すのかーと感心してしまった。二度、三度読みたくはないけど、読了後は気になる箇所をパラパラーと読み返し、なるほどねー少し無理があるけど巧いつくり...

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新装版 46番目の密室/有栖川 有栖

火村シリーズの第1作目です。私にとっては2作目となる火村シリーズです。前回はいきなり短編集から読み始めてしまい、世界観にイマイチ入っていけなかったので今回は順序を守り第1作目を読了。雪が降る山荘に招待客が集い、食事や談笑で時を過ごし、そして事件が発生するという推理ものとしては、王道を行く定番過ぎる展開でしたが、そこがまたよかったです。事件の概要が複雑過ぎず、シンプルにわかりやすく書かれているので読み...

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八日目の蝉/角田光代

初めての角田光代作品。本作は歪んだ女性による誘拐物語なので、うーんって感じで共感はあまりできなかった。しかし他のレビューを見ると"泣いた"などの感想が多数あり、高評価なんですね。物語は2部構成になっていて前半は逃亡の日々を簡単に纏めている文章なのでとても読みやすく、追われる心理にハラハラして先が楽しみでした。それに比べ後半は大人に成長した少女の内面がメインとなり、事件や家族そして自身に対しての苦悩を...

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孤独の歌声/天童荒太

帯のゴリ推しに釣られて、買ってみた。ぱっと見、手書きのように見えますが印刷です、私は触るまで手書きだと信じてました。。。天童荒太の作品はお初です。本作は孤独とはなんなのか、1人でいる事は悪い事なのかを問いながら、登場人物達の抱える心の闇と孤独をテーマに物語は進みます。中身については、犯人の狂った変態ぶりを凶暴にそして恐ろしく描かれており、とても夢中になって読めました。けどよくありそうな話の展開だっ...

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