旅のラゴス/筒井 康隆

旅のラゴスを読みました。初めての筒井 康隆作品です。評価が高い作品でしたが、イマイチ面白さがわかりません。最初は作風がよくわからず戸惑いましたが、途中から色々起こるラゴスの旅を楽しめようになりました。けど最初から最後まで淡々と物語が進みだけでメリハリもなく、主人公の感情もよくわからないまま終わるので、本作の良さを理解できぬまま読み終えた感じ。つまらないとも言えないし、不思議な物語でしたね。まとめる...

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99%の誘拐/岡嶋二人

岡嶋二人作品は「そして扉が閉ざされた」「チョコレートゲーム」「クラインの壺」に続き、本作は4作目。順番をつけるならそして扉が閉ざされた>99%の誘拐>チョコレートゲーム>クラインの壺本作は1988年に刊行した30年前の作品となるので時代の古さは感じますが、テンポがよい展開で読みやすい。パソコンを駆使した誘拐の話で、「クラインの壺」でも思いましたが、先をいく発想はすごいなーと思う。でも実際やると99%失敗しそうな...

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日の名残り/カズオ・イシグロ

ブッカー賞とは今年のノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ作品を読んでみました。率直な感想は、どこを楽しめばいいのかわかりませんでした。文学って難しい。起伏がない淡々とした文がずっと続くせいか、読んでると意識がボーとしてくるし、頭が内容についていけなくて疲れました。あの執事口調も読みづらかったな。終盤の過去を振り返るな、夕方が1日で1番いい時間などの前向きになれる会話はよかったけど、全体の良さや感...

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ジェノサイド(上・下)/高野和明

ジェノサイドとは。上巻のあらすじ。高野和明作品は『13階段』に続く2作目。本作は薬学、コンゴの情勢、人類の愚かさ、政治などの様々なテーマをこれでもかってぐらい詰め込みながら世界を巡る物語。最初に思う事は専門的な説明が多過ぎいいい。全然理解できましぇん(´・_・`)内容がマニアックなため、力を入れて読んでも疲れちゃいます。特に薬の話は意味がわからないので、序盤から流し読みに変えました。上下巻を通じて薬のパート...

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折れた竜骨(上・下)/米澤穂信

折れた竜骨を読みました。米澤穂信作品はお初です。本作に関する東京創元社のサイトはこちら。(あらすじも載ってます)中世のイングランドが舞台となっており、剣と魔法の世界に殺人と推理を緻密にミックスさせた物語で面白かったです。大きな特徴となっているのが魔法の存在であり、その魔法の効果によって特殊なルールが加わり、一般的な推理小説とは一味違ったミステリーに仕上がっているところが新鮮であり、今まで読んだ事がな...

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ユージニア/恩田 陸

「ユージニア」を読了しました。初の恩田 陸作品でしたが、よくわからない内容で謎や結末に関しては、読者の方で勝手に想像してねーって感じの本作。事件の関係者を各章ごとに登場させ、インタビュー方式で当時を振り返りながら少しずつ事件の真相が見えてくる構成は、とてもよかったけど、結末がモヤモヤ過ぎて好きになれなかった。著者も白か黒かではなくグレーな内容にしたかったらしいので、全ての謎を回収しつつ、犯人わかっ...

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イニシエーション・ラブ/乾くるみ

少し前に「葉桜の季節に君を想うということ」という作品を読みました。読了後に見たレビューサイトで「イニシエーション・ラブに似てる」といった感想を多く見かけたので、読んでみたいと思い購入。ラスト2行に辿り着くまでは少し苦痛でしたが、普通に騙されて面白かった。1つ目の騙しはすぐに気付きましたが、これだけではないだろうと思い、ネタバレサイトを見ると2つ目があったんですね。2つ目は全く気付けなかった(笑)ネタバレ...

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クリーピー/前川 裕

「隣人の怖さ」をテーマにしてるけど、全然面白くなかったです。まず主人公がバカ過ぎるためツッコミどころが多く、話の流れに無理がある。近くで見ても相手の顔がわからないって・・・変装の名人って設定にしておけばよかったのに。そして洗脳や支配、「なりすまし」ができた具体的な手段や過程には触れず、「悪の天才だからできた」って都合のよい展開にもいい加減さを感じたし、ただの人殺しってだけで中身がなかったような。最...

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最悪/奥田 英朗

長い物語ですが、とても面白く飽きずに夢中になって読めました。なかなかのページ数があり、読み始めるのに少し躊躇しましたが、読みやすいので長さは全く気にならなかったです。序盤は主要キャラの仕事や家庭環境などを丁寧に描き、読者との距離を縮めてきます。そして徐々にゆっくりと平凡だった日常が・・・先が気になって仕方ありませんでした。特に川谷のエピソードはよかったですね。じわりじわりと追い込まれていく様が痛々...

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クラインの壺/岡嶋 二人

クラインの壺とは。あらすじにも書かれていますが、ゲームを介して現実と仮想世界が交差する物語。結末も予想しやすかったし、これといった意外性も特になかったので面白さは感じませんでした。ただ本作は1989年に出版されており、25年以上前の作品って事に驚いた。携帯電話ではなく、留守番電話の使用が時代を感じます(笑)今読むとよくありそうな話じゃんで終るけど、出版当時は斬新な内容だったのかもしれない。K2があったら、あ...

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